2022.03.28
空気が乾燥する冬は、乾燥した肌がかゆみを起こす方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かゆみを軽減するために、どのような対策をすればよいのか悩みますよね。
そこで本記事では、乾燥で肌がかゆみを起こす原因や対策、改善方法を紹介します。
乾燥肌による肌のかゆみにお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
乾燥肌で肌がかゆみを起こす理由としては、バリア機能が関係しているといわれています。
バリア機能は、肌内部の水分が逃げないように保持したり、外的刺激から肌を守ったりする役割を担っています。
バリア機能が低下してしまうと、肌の水分が逃げて乾燥状態になりやすい上に、外的刺激が肌内に侵入することを許してしまい、炎症を起こすことでかゆみとなって現れることがあります。
また、乾燥肌ではかゆみを感じる神経が肌の表面に近いところまで伸びることがあり、些細な刺激に対しても過敏に反応してしまうことも原因の1つといわれています。
乾燥肌で肌がかゆみを起こす場合の対策を3つ紹介します。
すぐにできる簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
まずは既に起きているかゆみを落ち着けましょう。
肌にかゆみが起こるとついつい爪を立ててかいてしまいますが、この行為は肌を傷つけることにつながります。
傷ついた肌から細菌や異物が内部に入り込むことで、かゆみや炎症が悪化する可能性が高まります。
できるかぎり掻きむしらずに、抗炎症薬などで適切に対処しましょう。
慢性的にかゆみが続く場合には、皮膚科などにかかることをおすすめします。
その他、肌のかゆみの対策としてかかずに冷やすことが挙げられます。
たとえば保冷剤を活用することや、柔らかいタオルを濡らして肌にあてるだけでも刺激された知覚神経を鎮静化できます。
かゆみが緩和されたあとは、保湿によるスキンケアを行いましょう。
乾燥肌の方がかゆみを引き起こす要因となる外的刺激ですが、様々なリスクが日常生活に潜んでいます。
たとえば、汗を放置してしまっていることや触れた髪の毛に反応する、衣服の繊維がチクチクしてかゆみが起こるなどが挙げられます。
この場合は、汗をタオルや汗拭きシートなどで速やかにふき取ることや、髪の毛を結んで肌に触れさせないこと、チクチクしない繊維の服に着替えるなどで対策が可能です。
特に、肌に直接触れるタオルや衣服はできるだけ肌にやさしいものを選ぶとよいでしょう。
スキンケアは基本的な対策ですが非常に重要です。
乾燥している肌は健康的な肌と比べて、少しの刺激でも過敏に反応してかゆみを引き起こします。
そのため肌に対するケアをしっかりと行い、乾燥肌を少しでも改善させることが重要です。
保湿を継続することで低下したバリア機能を補い、かゆみを予防することにもつながります。
続いて乾燥肌を改善するための方法を3つ紹介します。
洗顔は肌を清潔に保つために大切ですが、場合によってはバリア機能の低下を招く恐れもあります。
乾燥肌を改善させるためには、洗顔を正しい方法で行うことが大切です。
まずは使用する石鹸や洗顔料をしっかりと泡立てることから始めましょう。
石鹸や洗顔料は手のひらを使って泡立てますが、うまく泡立たない場合は洗顔ネットを使用することもおすすめです。
しっかりと泡立てることができれば、泡を顔へやさしく押し当てましょう。
肌を洗う場合は手に力を入れてゴシゴシと擦るのではなく、やさしくなでるように泡を広げます。
全体に泡が広がれば泡を流していきますが、お湯が熱すぎると肌への刺激となりかゆみが増す可能性があるのでぬるま湯を使用することをおすすめします。
洗い残しは肌へのダメージにつながるので、髪の生え際やフェイスラインまで洗い残しが無いよう気をつけて、丁寧にすすぎましょう。
洗い流せれば柔らかいタオルを使って水分をふき取ります。
このときも力を入れてふくのではなく、顔へタオルを軽く押し当てて丁寧にふき取るようにしましょう。
洗顔が正しい方法で行えれば、次は肌への保湿です。
バリア機能の低下に対して、外から潤いを補ったり肌を保護する保湿は非常に大切です。
特に洗顔後や入浴後は、乾燥しやすいタイミングですので、しっかりと保湿を行いましょう。
まずは、化粧水を手のひらで顔全体へなじませていきます。
量が少ないと効果があまり得られないので、少し多めに使用しましょう。
化粧水の後は乳液やクリームなどの油分の多い保湿アイテムを使って肌の水分を逃さないようにふたをしていきます。
肌へ保湿をする化粧水やクリームは、肌への刺激を考慮して乾燥肌用の刺激の低いものを選ぶことがおすすめです。
日焼け止めを塗らずに外出をして、肌が日焼けしてしまうと肌荒れを起こし、水分が不足してしまい乾燥肌がより悪化してしまう可能性があります。
紫外線は天気の状態に関わらず常に降り注いでいるため、日焼け止めは必ず塗りましょう。
女性の方は特に化粧をする際に、日焼け止めや紫外線防止の効果があるファンデーションや下地を塗るなどして対策を行うことが大切です。
その他、帽子を被ることや日傘を活用することも効果的です。
最後に、乾燥肌対策として日常生活で気を付けたいことをご紹介します。
乾燥肌を改善させるためには肌表面へのアプローチも重要ですが、身体の内側へのアプローチも同じように大切です。
生活習慣を整えることは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を整えることにつながります。質の高いターンオーバーを繰り返すことは、乾燥しづらい健やかな肌につながります。
睡眠時間が短いことや昼夜逆転してしまうような生活リズム、栄養素の偏った食事などはおすすめできません。
外からのスキンケアも大切ですが、内側からもターンオーバーを整えられるように規則正しい生活を心がけましょう。
生活をする部屋の湿度が低くなりすぎてしまうと、肌は自然と乾燥しやすくなります。
そのため湿度を適切に保つことも大切です。
加湿器を活用することや、タオルを塗らして部屋に干すなどの方法でも湿度を高くできます。
特に、空気が乾燥しやすい冬は、暖房を使用することも多く湿度は低くなりやすいので注意しましょう。
乾燥肌で肌がかゆみを起こす原因には、バリア機能の低下が深く関わっています。
バリア機能の低下は、肌内の水分が逃げることで乾燥を招いたり、少しの刺激でも敏感に反応することで炎症やかゆみを招いたりする恐れがあります。
対策として大切なのは、保湿によるスキンケアを継続することです。
低下したバリア機能を補うことは、乾燥やかゆみの予防にもなります。
その他、健全なバリア機能を保つためにも、洗顔や紫外線対策に気を配る、適切な生活習慣を心がけるなど、日常生活の中でできることを自分のペースで継続されることをおすすめします。
ライスパワー研究所では、お米から誕生した様々な効果をもつ成分であるライスパワーエキスの効果をご紹介していますが、この中にはスキンケアに有効なものも多く存在します。
中でもライスパワーNo.11は、皮膚水分保持能の改善効果をもつ医薬部外品の有効成分として厚生労働省に認められており、セラミドを増やし、バリア機能を改善させる効果があります。