研究活動の成果
ライスパワーNo.1-E
「⽑髪頭⽪健全化剤」
ライスパワーNo.1-Eは、髪の表⾯を覆い、内部を保護する「キューティクル」を健全化するのみならず、髪を内側からも強くして、しなやかで弾⼒のある髪に改善する効果を持つ素材です。
ライスパワーNo.1ーEをシャンプー、リンス等のヘアケア剤に配合することにより、洗うだけで⽑髪と頭⽪を健全化します。
髪の構造
⽑髪は、⼤きく3つの構造に分かれています。
- 「キューティクル」(⽑表⽪・髪の内部を保護)
- 「コルテックス」(⽑⽪質・髪の強さやしなやかさを担う)
- 「メデュラ」(⽑髄質・髪の芯)
ツヤのある美しい髪は若々しさだけでなく清潔感も感じさせます。
しかし様々な要因によってキューティクルが傷ついたり、髪内部の成分が流失したりすると、ハリ、ツヤの低下やボリュームダウンなど、多くのトラブルを引き起こしてしまいます。
髪を傷める要因
●ヘアカラー・パーマなどに使⽤する薬剤 ●ヘアアイロンや過度なドライヤーの熱 ●ブラッシングによる摩擦 ●紫外線のダメージ ●頭⽪環境の悪化(加齢や⽣活習慣の乱れ、汚れ残り等)
髪の悩みと主な原因
- ⼿触り・ツヤの悪化(キューティクルの損傷)
キューティクルが傷つき、減少することにより、⼿触りや櫛通りが悪くなり、ツヤが減少します。 - ハリ、コシの低下、うねり、パサつき(内部成分の流出)
キューティクルが傷ついて髪の内部成分が流出すると、髪のハリ、コシが低下したり、うねりやすくなったりします。
また、⽑髪内部の⽔分が流失することで髪全体がパサつきやすくなります。 - 抜け⽑、薄⽑(頭⽪環境の悪化)
加齢などで頭⽪環境が悪化すると、頭⽪の⾎流が低下し、髪を作る細胞への栄養が不⾜するために髪が抜けやすくなったり、細くなったりします。 - ボリュームダウン(内部成分の流出、頭⽪環境の悪化)
⽑髪が細くなったり、ハリ、コシが低下したりすると、本数が減っていなくてもボリュームダウンして⾒え、⽼けた印象を与えます。
年齢を感じさせない健康で美しい髪を育てるためには、
内外から髪を健全化すること、
髪の⼟台である頭⽪環境を健やかに保つことが不可⽋です。
1. キューティクル保護効果
キューティクル保護効果試験①
試験⽅法
⽑髪に繰り返しパーマ・ブリーチ処理を⾏った後、パーマ剤及びブリーチ剤を洗い流す際にライスパワーエキス無配合ヘアケア剤(シャンプー及びリンス)またはライスパワーNo.1-E配合ヘアケア剤を使⽤した。処理前後で、⾛査型電⼦顕微鏡(600倍)を⽤いて⽑髪表⾯を撮影した。
- 健常⽑
- ライスパワーエキス無配合
ヘアケア剤使⽤ - キューティクルが剥れていて
とても傷んだ状態
- ライスパワーNo.1-E配合
ヘアケア剤使⽤ - No.1-Eにより、
健常毛と同様の状態を保っている
- 結果
- ライスパワーNo.1-Eは、キューティクルを保護し、外側から髪を強くしました。
キューティクル保護効果試験②
UVや洗髪(シャンプー剤)は、キューティクルにダメージを与え、メラニンをはじめとする⽑髪の内部成分を流出させる原因となります。
試験⽅法(1)
- UV処理
- 毎⽇ライスパワーエキス無配合ヘアケア剤(シャンプー、リンス、ヘアローション)またはライスパワーNo.1-E配合ヘアケア剤で⽑髪を処理した後に、UV照射を繰り返した。
- メラニン量測定
- ⽑髪を溶解し、その溶解液の吸光度を測定した。
試験⽅法(2)
- シャンプー浸漬処理
- ⽑髪をライスパワーエキス無配合のシャンプーまたはライスパワーNo.1-E配合シャンプーに⻑期間浸漬した。
- メラニン量測定
- ⽑髪を溶解し、その溶解液の吸光度を測定した。
- 結果
- ライスパワーNo.1-E配合ヘアケア剤を使⽤することで、ライスパワーNo.1-E無配合ヘアケア剤を使⽤した場合と⽐較してメラニンの減少が抑制されました。
ライスパワーNo.1-Eは、
キューティクルを保護することで、内部の⽑髪成分の流出を防ぎます。
2. キューティクル補修効果
キューティクル補修効果試験①
試験⽅法
⽑髪にパーマ・ブリーチ処理を⾏った後、ライスパワーNo.1-Eに⼀⽇浸漬し、取り出した後、洗浄乾燥した。結び⽬を作成し、⾛査型電⼦顕微鏡(200倍)を⽤いて⽑髪表⾯を撮影した。
- 健常毛
- パーマ・ブリーチ処理
- パーマ・ブリーチ処理
No.1-E浸漬
- 結果
- パーマ・ブリーチ処理後にライスパワーNo.1-Eを処理することによってキューティクルの傷みが抑えられました。
キューティクル補修効果試験②
試験⽅法
ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスを15回使⽤し、使⽤前後で⾛査型電⼦顕微鏡を⽤いて⽑髪表⾯を撮影した。
- 使⽤前
- No.1-E配合シャンプー・リンスを
15回使⽤後
- 結果
- 15回使⽤後にはキューティクルのめくれが改善され、健康で美しい髪に改善されました。
ライスパワーNo.1-Eは、傷んだキューティクルを補修します。
3. ⽑髪内部保護効果
UVや洗髪(シャンプー剤)、パーマ、ブリーチは⽑髪の強度を下げる要因であり、これはコルテックス領域のダメージによるもので、枝⽑・切れ⽑の原因となります。
試験⽅法
- 引張強度
- レオメーターを⽤いて、⽑髪を⼀定速度で引張り、⽑髪が破断した時の荷重を測定した。
- (1) UV処理
- 毎⽇ライスパワーエキス無配合ヘアケア剤(シャンプー、リンス、ヘアローション)またはライスパワーNo.1-E配合ヘアケア剤で⽑髪を処理した後に、UV照射を繰り返した。
- (2) シャンプー浸漬処理
- ⽑髪をライスパワーエキス無配合のシャンプーまたはライスパワーNo.1-E配合シャンプーに⻑期間浸漬した。
- (3) パーマ・ブリーチ処理
- ⽑髪にパーマ・ブリーチ処理を⾏った後、ライスパワーNo.1-Eに⼀⽇浸漬した。
- 結果
- UV、シャンプー浸漬、パーマ・ブリーチによる強度低下が、ライスパワーNo.1-E処理によって抑制されました。
ライスパワーNo.1-Eは、
コルテックス領域を保護して、内側から髪を強くします。
4. ⽑髪内部補修効果
試験⽅法
⽑髪にパーマ・ブリーチ処理を⾏った後、⽔またはライスパワーNo.1-Eに⼀⽇浸漬し、取出した後、洗浄乾燥した。レオメーターを⽤いて、⽑髪を⼀定速度で引張り、⽑髪が破断した時の荷重を測定した。(n=30)
- 結果
- パーマ・ブリーチ処理による⽑髪強度の低下は、ライスパワーNo.1-Eにより抑制されました。
ライスパワーNo.1-Eは、
コルテックス領域を補修して、内側から髪を強くします。
5. ⽑髪⽔分量増加効果
パーマ・ブリーチ処理やヘアアイロン・ドライヤーによる⾼温処理は、⽑髪に含まれる⽔分を減少させる要因となります。
試験⽅法
⽑髪にパーマ・ブリーチ処理を⾏った髪または未処理の髪(健常⽑)を、⽔またはライスパワーNo.1-Eに⼀⽇浸漬し取り出した後、洗浄乾燥した。60℃で⼗分に乾燥後、加熱乾燥式⽔分計を⽤いて⽑髪内部の⽔分量を測定した。(n=5)
- 結果
- ⽑髪内の⽔分量は、健常⽑およびパーマ・ブリーチ処理によるダメージ⽑のいずれに対しても、ライスパワーNo.1-Eに浸漬した⽅が、⽔に浸漬した場合よりも増加しました。
ライスパワーNo.1-Eは、⽑髪内部に浸透して髪にうるおいを与えます。
6. 頭皮健全化効果
頭⽪の⽑⽳つまりやフケなどは、細菌の増殖や酸化ダメージの原因となります。
試験⽅法
被験者にライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスを使⽤してもらい、その使⽤前後でマイクロスコープを⽤いて同⼀部位を撮影した。
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー
使⽤前
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー
使⽤3⽇後
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー
使⽤10⽇後
- 結果
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー使⽤前は、⽑⽳つまりやフケで荒れていましたが、使⽤後はだんだんときれいになり、頭⽪が健全化されました。
7. 頭皮健全化効果
試験⽅法
被験者に8週間ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスを使⽤してもらい、開始前、4,8週間後にキュートメーターを⽤いて額部⽑髪⽣え際の⽪膚の柔らかさを測定した。(キュートメーターで吸引した時の⽪膚の動いた距離を測定、n=12)
- 結果
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスの使⽤により頭⽪は柔らかくなる傾向がみられました。
頭⽪の柔らかさは⾎流の改善、⽑髪への栄養供給につながります。
8. ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンス2ヶ⽉連⽤試験(頭⽪⽪膚温度)
試験⽅法
被験者に8週間ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスを使⽤してもらい、開始前、4,8週間後に⾮接触式温度計を⽤いて頭⽪の温度を測定した。(n=12)
- 結果
- ライスパワーNo.1-E配合シャンプー・リンスの使⽤により頭⽪温度は上昇する傾向がみられました。
頭⽪の温度は⾎流量と相関し、これは⽑髪への栄養供給につながります。