研究活動の成果
ライスパワーNo.2
「表⽪保護改善剤」

No.2は洗浄⼒を落とさず、むしろ助けながら、脱脂や摩擦によるバリア機能の低下といったクレンジング時の負担から肌を保護する素材です。

肌を清潔に保つことは、衛⽣的にも健やかな肌を保つためにもとても⼤切です。
⼗分に汚れが落としきれていないと、ニキビ、⽑⽳の⽬⽴ち、化粧崩れ、テカリ、ベタベタ・ギトギト感、肌荒れやバリア機能の低下など、数多くの悩みの原因になってしまいます。

⼀⽅でクレンジング、洗顔料に含まれている界⾯活性剤は、肌から汚れを落としますが、本来肌に必要な⽪脂やうるおい成分までも⼀緒に取り去ってしまいます。
洗浄は必要不可⽋ですが、同時にリスクもはらんでいます。

<洗浄におけるリスク>
洗浄におけるリスク

バリア機能が低下してしまう
「汚れを落とすこと」と「バリアを保つこと」が洗浄時に必要なこと

1. ⽪膚保護効果

コットンにしみこませたクレンジングウォーターで肌をふき取ると、汚れと同時に⽪膚最表⾯の⾓層細胞や⽪膚を保護するセラミドやNMFなどの成分も除去してしまうため、バリア機能が低下し、TEWL(経表⽪⽔分蒸散量)が上昇する傾向があります。

試験⽅法

■被験者:14名
■被験部位:前腕内側
■⽅法:ライスパワーNo.2配合、もしくはエキス配合なしのクレンジングウォーター1mlをコットンにとり、50回ふき取りを⾏い、開始前とふき取り15分後のTEWLを測定した。

クレンジングウォーターふき取りによるTEWL変化クレンジングウォーターふき取りによるTEWL変化
結果
ライスパワーNo.2配合クレンジング剤を使うと、エキスなしの同じ剤型の場合と⽐較して、ふき取りによるTEWL上昇が有意に抑制されました。

ライスパワーNo.2は、クレンジングによるバリア機能の破壊から肌を守って
保護する働きがあることが分かりました。

2. 洗浄補助効果

2-1 モデル⽪膚におけるファンデーション(メイク汚れ)残存率

試験⽅法

モデル⽪膚に、2×2cmの⼤きさに0.01gのリキッドファンデーションを塗布し、ライスパワーNo.2配合もしくは無配合のクレンジングウォーター(150ml)を滴下して指で20回馴染ませてから、こすらず10秒間ぬるま湯で洗浄。分光測⾊計で使⽤前後の⾊を測定し、残存率を算出した。

ファンデーション残存率

2-2 ⼈⼯⽪⾰におけるコンシーラーに対する洗浄⼒

試験⽅法

⽩⾊のレザー合⽪に、3×3cmの⼤きさにコンシーラーを塗布し、ライスパワーNo.2配合もしくは無配合のクレンジングリキッド(200μℓ)を滴下して、指で縦に5往復こすって馴染ませてから、こすらず⽔で洗浄した。

クレンジング塗布前
クレンジング塗布前
洗い流し後
洗い流し後
結果
ライスパワーNo.2を加えることで、油分の多い汚れに対しても洗浄⼒を⾼める効果が確認されました。

3. ⽑⽳汚れに対する洗浄補助効果

試験⽅法

モデル皮膚に人工的な汚れを2×2cmの範囲に塗布し、ライスパワーNo.2配合もしくは無配合のクレンジングリキッドを滴下して指で20回馴染ませ、こすらず10秒間ぬるま湯で洗浄した。

洗浄前
前
エキスなし
例1例2
エキスあり
例1例2
結果
ライスパワーNo.2は、⽑⽳の奥の汚れに対する洗浄⼒を⾼める傾向が⾒られました。

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